現在の私たちが着やすい浴衣
一見すると、見た目は元々ある浴衣と同じ様に見えますが、着やすい様に改良がおこなわれている浴衣もあります。普段は洋服になれてしまっていて、逆に和服に着る機会がなく、浴衣などを着る機会があり、着付けが難しいと感じる事もあります。
また、浴衣を長時間着ていると苦しく感じられるという人もいます。
浴衣をすでに何着も持っていて、着こなしているという人は、問題ないと思いますが、遠出をする機会が多いのでちょっと不安に感じるという人は、着やすく改良されている物を着用するといいかと思います。着崩れをなおす際に使う事もあるタオルや、足が痛くなった時に使うキズテープなどを持参しておくと、いざという時に助かる事もあります。
浴衣の長襦袢
浴衣は本来、湯上がりにさらりと着るバスローブのようなものでした。ですから、長襦袢を下に着ません。
長襦袢には、着崩れを防ぐ下着としての機能があります。
長襦袢を着ない浴衣は、長時間の外出では、どうしても着崩れしやすいのです。着崩れてしまっては、せっかくの浴衣の涼しげな雰囲気も台無し。できるだけきれいに着て歩きたいですね。
崩れにくい着方のポイントは、腰紐。
腰紐はウエストではなく、骨盤の上のほうにかかるように。しっかり結んだつもりでも、歩いているうちにゆるんできてしまいますから、しっかり締めて大丈夫。
また、襟元もゆるんでしまいやすいところ。襟ががばがば開くのもだらしのない印象で、色気のないもの。着るときには、衿を深く、しっかりと合わせて着るくらいでちょうどいいでしょう。